東京都のデータ入力のお仕事について、平均的な給料やお仕事内容などの気になる情報から、東京都のデータ入力の仕事で必要な資格、採用されやすくなる方法について徹底解説していきます。東京都には約26万件の企業が存在しており、他の県と比較しても多種多様なデータ入力のお仕事が存在します。また、在宅ワークで全国に求人を出している企業もあります。最近人気のお仕事ですが、簡単そうに思えて意外と難しいのがデータ入力のお仕事です。一口にデータ入力と言ってもお仕事の種類は多くありますので、今回はそちらにも触れつつ内容や給与面などをご紹介します。
【東京都のデータ入力の仕事内容】
・書籍データ入力
書籍やコミックに関するデータ入力です。電子書籍化されていない書籍のタイトルや情報などをまとめ、データベース化するお仕事です。また、本の内容をテキストデータ化する仕事もありますが、いずれも電子書籍のものがメインです。
・テープ起こし
会議などの音声データをPCで書き起こし、テキストデータ化します。一文字一句書き起こす「素起こし」や、不要な文言は取り除いて文字起こしする「ケバ取り」、ですます調等指定の文体や形式に直す「整文」等があります。
・コールセンターでのデータ入力
主にお問い合わせ内容や聴取データなどを記録するためのデータ入力を行います。電話対応をメインとしていることがほとんどのため、データ入力というよりはコールセンターでのお客様対応が主業務ですが、「データ入力」として求人が出ていることがあります。
・事務職
総務、一般事務や経理事務として求人が出ています。日商簿記や秘書検定などの資格を求められる場合もあります。データ入力だけではなく電話・メール対応や社内情報の整理や管理など、PCをより多くの場面で使うお仕事です。
・申請書類、申込書類、名刺等データ化
主に個人情報や企業情報といったデータを手打ちでデータベースに入力します。情報漏洩は企業にとって重大な損失に繋がるため、扱う情報に対する守秘義務の遵守や、リテラシーの高さ、入力の正確さが特に求められます。
・アンケート・モニター
データ入力求人のなかにはアンケートやモニターとしてのデータ入力といった、スマートフォンからでも対応できる業務も存在します。スキマ時間を活用してできることがメリットですが、お仕事としては単価も低く、案件も少ないので副業向きです。
【東京都のデータ入力の働き方】
・アルバイト、パート
アルバイトの場合、お給料は時給制です。業務内容があまり細かく求人に乗っていないことがありますが、顧客データの入力やテープ起こし、資料や書類の誤字チェック等のお仕事がデータ入力としては一般的です。なお、コールセンターでのデータ入力もこちらに含まれることが多いです。
・正社員
データ入力のみでの求人は、アルバイトがメインの募集ですが、もちろん正社員での求人もあります。しかし、受付対応や資料の修正などのデータ入力以外の業務が入ることがほとんどですので、扱いは事務職ということになることが多いです。場合によっては電話対応等もあるので、苦手な方はしっかりと確認してから応募しましょう。
・在宅ワーク(業務委託)
在宅ワークの場合、出来高報酬の業務委託で、テープ起こしや記事ライティングなどの業務が多いです。テープ起こしは一本1,000円から5,000円程度が相場で、長さや専門性などにより異なります。また、名刺入力なども人気です。基本的に納期とノルマが守れれば時間を自由に使ってお仕事ができるのでフリーランスや主婦の方、学生も多く、副業として認知されています。データ入力に限らず、在宅のお仕事は人気なので経験者や資格保持者が優遇されることが多いです。クラウドソーシングサイトに出ているデータ入力関連のお仕事は業務委託に当てはまります。
【東京都のデータ入力のお給料】
・アルバイトの場合
時給1030~1700円前後
東京都の最低賃金は令和元年10月から1,013円です。最低賃金から1,700円以上と高時給のところまで幅広くあります。しかし、業務内容はかなり異なってくるのでよく確認しましょう。時給の高いお仕事では勤務時間が夜間だったり、データ入力は業務の一部であり、電話対応など事務職としての勤務が前提であることが多いです。
・正社員の場合
月給 20万~33万円
平均年収 300万円前後
会社によって業務が大きく違ってくるので、かなり幅があります。正社員では事務職として雇用され、その業務の一部でデータ入力が入ることが多く、多くはありませんがデータ入力のみの企業だと20万円前後からが月給の相場となっています。しかし、もちろん東京都なので他県のデータ入力求人よりは全体的に高給と言えるでしょう。賞与、昇給もありますが、成果というよりは勤続年数に応じて昇給する企業が多いです。
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【データ入力のお仕事に活かせる資格】
・日本語ワープロ検定
日本情報処理検定協会が認定する文書処理能力検定です。
試験内容は、4級~1級では
・制限時間内の入力文字数を判定する「速度問題」
・表や装飾文字などを体裁よく作成できるかを判定する「ビジネス文書作成」
の二種類です。その上の初段になると文書作成の問題が
・「ビジネス文書作成(地図・表含む)」
・「文字の処理、グラフの挿入、表内データの処理(計算、並べ替え)、図形挿入、段組み等」
の二つに増えます。学校や企業、パソコン教室などでも受験が可能です。一般で受験する場合は、公式HPから最寄りの試験会場への申し込みができます。受験料は1,500~5,000円となっています。
・マイクロソフトオフィススペシャリスト
マイクロソフトが認定する国際資格で、一般的にMOSと省略されます。WordやExcel、Power Point、Access、Outlookといったマイクロソフト製品の技能を証明できるので、データ入力以外にも就職に有利な資格です。受験科目はソフトの種類ごとにそれぞれ存在し、Word、Excelはさらに一般、上級のレベルに分かれています。学習方法には、対策教材を購入して独学する方法と、学校やパソコンスクールで対策講座を受講して学習する方法の2通りがあります。また、試験は全国で行われているので公式HPにて最寄りの会場を探し、応募することができます。受験料は科目やバージョンによって異なり、一般の方は10,780~12,980円ですが、学割対象の方は8,580円で受験できるものもあります。
・キータッチ2000
日本商工会議所の資格試験です。「キータッチ2000」は、キーボードを使った文字の入力速度、操作技能を証明する資格です。早く正確に打ち込まなければいけないので、タッチタイピングが必須です。合否ではなく「技能認定証明書」が交付されます。ランダムに配列された2,000タッチの英字、ローマ字、記号等に対し、10分の間に入力できた文字数で技能を証明します。2,000タッチ全てをミスせずタイプできると、ゴールドホルダー認定書が交付されます。受験料は1,570円です。
・ビジネスキーボード
「キータッチ2000」の中・上級レベルの試験です。試験科目は日本語、英語、数字の三科目があり、D~Sの5段階で評価される試験です。早く正確に打ち込む、ブラインドタッチの習得が求められます。公式HPで案内されているネット試験会場や商工会議所のパソコン教室にて受験可能です。ビジネス実務で重要視されるタッチタイピングの速さと正確さが重視されます。受験料は2,620円です。
・パソコンスピード認定試験
パソコンの日本語ワープロソフトの有効な利用を通じて、正確かつ迅速な入力技能とコンピュータ活用能力を測るための試験です。試験は「日本語」と「英語」に分かれており、時間内にどれくらい多くの文字を正確に入力出来たかで級が認定されます。評価は5級から初段までの6段階あり、1級以上はかなりの入力スピードが必要となります。受験料は日本語、英語どちらも1,200円で統一されています。
【東京都のデータ入力のお仕事に必要なスキル】
データ入力で必須資格の記載がある求人は少ないです。しかし、業務のほぼ全てをPCで行うため、PC操作のスキルは重視される傾向にあります。PC関連のスキルや経験・資格などがあれば面接でしっかりアピールしましょう。また、企業によっては採用の際にテストがあります。PCスキルやタイピングスキルを見られるので事前に勉強して準備しておきましょう。
・PC操作(Excel、Word)
PCを使って進めるお仕事ですので、基本的なPC操作とExcel、Wordはできることが前提の企業が多いです。他のデスクワークでも基本的に必須となるスキルなので、PC操作には慣れておきましょう。
・タイピングスキル
タイピングのスピードはやはり大切です。タイピングが遅い、まったくできない人はデータ入力には向きません。正確なブラインドタッチタイピングができるとさらに有利でしょう。PCさえあれば自宅でいくらでも訓練できるスキルですので、就業前にスキルアップしておきたいですね。
・ライティングスキル
テープ起こしなどでもそうですが、データを読む文章としてわかりやすくまとめる能力も必要になります。本業ライターレベルを要求されるというわけではありませんが、読みやすい文章を書き起こせるようにしておくといいでしょう。
【東京都のデータ入力のお仕事に向いている人】
・単純作業が好き、忍耐力のある人
机上で文字を打ち続ける作業ですので好き嫌いがはっきり分かれます。一箇所で同じ作業を続けられる人、忍耐力のある人は向いているでしょう。
・正確な仕事ができる人
データ入力では正確さが大切です。誤字、脱字があるとチェックにも時間がかかり、一緒に仕事をする人たちに迷惑がかかってしまいます。
・タイピングが早い人
タイピングの速さはもちろん必要です。しかし、最初は慣れなくても少しずつスキルアップしていけば大丈夫!という求人もあります。それでもある程度スピードがないとなかなか仕事を進められず、時間ばかりかかって作業が苦しくなってしまうので自主練はしておきましょう。
【未経験から東京都のデータ入力のお仕事を目指す方法】
・タイピングの練習をする
タイピングのスピード、正確さは最重要です。タイピングの練習サイトなどもあるので活用しましょう。早い人だと、一分で200文字タイピングができる人もいます。普段からPCを使って作業している人には有利です。ブラインドタッチができるとアピールポイントにもなります。
・資格を取得する
事務業務に関わる資格を持っているとやはり企業側もその人の印象は変わります。人気のお仕事なので種類や給与によっては応募者多数で落とされてしまうことがあります。とくに正社員で事務として今後のキャリアアップを目指すのであれば日商簿記や、秘書検定などもあると有利です。ただ、データ入力のみの希望の場合基本として最低限Excel、Wordは使えれば問題にはならないでしょう。ワープロ検定などは必須条件として挙げられているところは少ないのですが、書類審査や面接時のアピールにはなります。
・求人に応募してみる
とりあえず求人に応募してみて、経験を積んでいくのもいいでしょう。なぜなら未経験OKの求人も東京都には多数存在しているからです。クラウドソーシングサイトや求人サイトにも業務の募集広告がたくさんあります。しかし、クラウドソーシングだとライバルの応募も多く、実績のある人が優先されるので未経験の場合、インターネットの求人サイトで探す方が採用率は高くなりそうです。データ入力は今人気のお仕事なので、早めに応募してみるのがいいでしょう。
【まとめ】
今話題の東京都のデータ入力のお仕事についてまとめました。副業としてもやりやすく主婦や学生、フリーランスにも人気のデータ入力ですが、PCを使う仕事の需要は他にも数多くあります。また、首都圏は会社数も多く、その分多様なPCを使う求人が出ています。このためPC操作に関する資格やスキルは持っていて損はありません。興味のある方は様々な資格の取得によるスキルアップも見据えながら、ぜひデータ入力のお仕事に応募してみてはいかがでしょうか。
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