【物流のお仕事】わかりやすい、ドライバーのお仕事解説!

2019.10.02掲載
物流のお仕事関連

たくさんのトラックが依頼された運送先へ荷物を運んでいきます

【ドライバーとは】

ドライバーを直訳すると運転者のことです。ここでは車やトラック、バスなどを運転する仕事の給料や資格、キャリアアップなど仕事の詳細についてご紹介します。

【ドライバーの種類と主な仕事内容】

ドライバーの仕事は種類も多く、フォークリフトやダンプカーなどの特別車両を使用する業務もあります。最初に「トラックドライバー」についてご説明します。目的地まで荷物の運搬、発送地や目的地での荷積み・荷下ろし作業が主な仕事です。運搬する物は建築資材・土砂・機械・海上コンテナ・化学薬品・食品など多種多様な物を運搬します。使用する車両のサイズによってその仕事内容も変わります。

・大型トラック

主に荷揚げ場所から荷卸し場所まで依頼を受けた指定の荷物を配送します。長距離運転が多いことが特徴です。

・中型トラック

主に主要都市にある荷揚げ場所から荷卸し場所や集配所まで指定の荷物の配送をします。基本的には日帰り範囲での運転距離の仕事です。

・小型トラック

小型トラックは小回りが利き、小さい路地でも入っていけるため、都市部では各会社や商店、コンビニなどに配送するのが主な仕事です。

・軽貨物配送

営業エリアが決められており、その範囲で荷物の配達と引き取りが主な仕事です。普通自動車免許で運転できる車を使用することがほとんどです。宅配で扱える荷物の大きさが「3辺合計が180cm以内・重量が30kg」と決まっているため比較的軽い荷物が多く、女性や高齢者に人気があるのが特徴です。

・トレーラー(牽引)

「大型自動車免許」「牽引免許」が必要になるダンプトレーラー、タンクローリー、キャリアカーなどの車両を扱う職種です。重たく大量の荷物を長距離運搬することが特徴です。また、「トラックドライバー」以外にも、下記に挙げるような多くのドライバー職が存在します。

・宅配ドライバー

決められた営業エリア内で、個人宅や企業に封筒などの比較的軽い荷物を配送する仕事です。場合によっては荷物の集荷も行います。使用する車は持ち込みである事が多く、メンテナンス費用は自己負担のケースも多いようです。

・ドライバー補助

ドライバー補助はトラック助手席に座ってナビゲーターや各戸への配達や荷物の積み下ろしを手伝う仕事です。販売機や特定された商材の卸し作業をサポートするルート配送や出荷前に行う販売車の点検や試走、イベントなどで使用する荷物の積み込み作業など、乗車はしますが運転はせず、ドライバーの指示に従って行う仕事です。

・バスドライバー

バスドライバーは町中にある停車場所を巡回し目的地まで走る「路線バス」、幼稚園児などの送迎を行う「送迎バス」、遠くの観光地や目的地に人を運ぶ「観光バス」、高速道路を経由して長距離の都市間を移動する「高速バス」、に分かれ、各目的地まで人を運ぶ仕事です。

・タクシードライバー

タクシードライバーの主な仕事は、「乗客を安全に目的地まで運ぶこと」です。運転業務の他に自動車運転前点検や納金、洗車といった仕事もあります。

 

【ジョブティでドライバーのお仕事を探す!】

 

ドライバーは大切な荷物を真心こめてお届けします

【ドライバーの給料】

ドライバーの給料はその種類の多さから職種ごとに給料も大きく違ってきます。ですが、基本的に全てに共通しているのは「特殊な資格・免許」が必要になる職種の方が、給料が高くなる傾向にあることです。大型トラック運転手の平均給料は賞与など含めて約456万円。普通・小型のトラック運転手の場合だと、平均年収が約416万円です。バスドライバーの年収は約459万円前後が相場です。経験を積むことで基本給は上がりますが配属先や担当する路線で金額が変わります。タクシードライバーの給料は「歩合制」が主流で、お客様を乗せれば乗せるほど収入が多くなります。平均年収は約346万円ですが、一部で800万円稼ぐドライバーもいますが、300万円に届かないドライバーもいます。
出所:厚生労働省「平成30年 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与、その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

【ドライバーに必要な資格・免許】

普通免許証から大型免許証と車種の大きさ、特殊性により免許が分かれています。

フォークリフトやショベルカーなどの特殊車両を公道で運転するためには大型特殊自動車免許が必要です。その他にも、車両総重量が750kgをこえる自走しない車を牽引する場合に必要な免許が「牽引免許」です。タンクローラー、ダンプトレーラー、キャリアカーなどを運転する際に必要です。

長距離トラックドライバーは慎重かつ安全に荷物を運びます

【ドライバーに向いている人】

共通して言えるのは「運転が好きな人」「安全運転ができる人」です。職種ごとでは下記のような人に向いています。
「トラックドライバー」は自分のペースで仕事をすることが好きな人。しかし、決められた時間までに荷物を到着させなければいけません。体力、精神力が安定していて、自己管理能力がある人は向いています。
「宅配ドライバー」は仕事中の移動が多いため、長時間の運転及び荷物の積み降ろしなどができる、体力に自信のある人。
「ドライバー補助」は協調性があり気遣いができる人、ドライバーの指示を的確にくんで作業ができる人。
「タクシードライバー」はお客様と対面で接客をする仕事のため、コミュニケーション力があることはもちろん、基本的な接客対応ができる人。近隣地域の道を把握している人。
「バスドライバー」は同じ道を何度も運転して苦にならない人。観光バス、高速バスのドライバーに関しては長時間の運転も可能な体力がある人。
など、一口にドライバーと言ってもその種類によって適性は分かれてきます。

荷物に間違いがないか、漏れがないか?きちんとチェックを行っています

【ドライバーのキャリアアップ】

ドライバーとしてキャリアアップする場合、やはり新しい免許の取得が早道です。所持しているのが普通自動車免許のみでしたら、やはりできる仕事は限られてきます。
しかし、中型や大型、二種免許などを取得すれば仕事の幅は大きく広がりますし、給料や待遇も良くなります。

いかがでしたでしょうか?
運転が好きな方にはまさに天職とも言えるドライバーですが、業種によってその性質は全く異なり、別のお仕事になると言っても過言ではありません。ご興味のある方は自分の運転好きがより活かせる職場を調べてから、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
 

【ジョブティでドライバーのお仕事を探す!】