「梱包」とはどのような仕事?

2023.07.18掲載
物流のお仕事関連

【「梱包」とはどのような仕事?】

求人サイトなどで、よく見かける仕事の1つが「梱包」です。
最近では、インターネット通販の利用が増え、梱包の需要も高まっています。
しかし、「どのような仕事なのかわからない?」「自分にもできるの?」など、不安を抱えている人も多いでしょう。
今回は、「梱包の仕事とは何か?」「特徴や身につくスキル、仕事のやりがい」について解説します。

■安全に配送できる状態にすること

求人サイトなどでよく見かける「梱包」とは、簡単に言えば安全に、配送が可能な状態にすることです。
作業内容としては、顧客から注文を受けた製品を、段ボールなどの梱包材に入れる作業を指します。
多くの製品を扱っている、工場や倉庫では、とても重要な作業です。

比較的、単純な作業ですが、ただ梱包材に入れるだけではありません。
梱包で、大切なのは「製品を安全に配送できるようにすること」です。

製品を段ボールに入れただけでは、配送する際の衝撃によって、破損や汚損してしまう可能性があります。
破損した状態で、顧客の元に製品が届いてしまうと、顧客からの信頼を失うことになるでしょう。
このようなリスクを回避し、安全に製品を顧客の元に届けるために、重要となるのが梱包です。

製品は、それぞれ大きさや形状が異なります。
そのため、製品の大きさや形状に合った梱包材を使用する必要があるのです。
さらに、衝撃などを緩和するために、緩衝材を使います。
緩衝材として、よく利用されているのが、発泡スチロールやエアーキャップ(プチプチと呼ばれることもある)です。
緩衝材を使用することで、製品を振動や傷などから保護することができます。
配送時は、揺れや衝撃などが加わることが予想されますので、そのような状況にも耐えられる状態にすることが求められるのです。

梱包の仕事のポイントは、次のようなものになります。

● 製品に合った緩衝材や梱包材を使う

● 配送時の揺れや衝撃に耐えられるように、製品を入れる

● 製品の重量が大きい場合には、段ボールの底面の補強を行い、底が抜けるのを防止する

このように、梱包はただ製品を入れるだけでなく、安全に配送できる状態にすることが必要となります。

■ピッキングや検品などの業務と兼務することもある

梱包の仕事で覚えておきたいのが、他の業務と兼務する場合もあるということです。
もちろん、分業制にして、梱包だけを行う場合もあります。
ですが、工場や物流会社によっては、次のような業務と兼務する場合があるのです。

● ピッキング

● 検品

● 仕分け

上記の仕事は、梱包と同じように、工場や物流会社で行われています。
ですから、梱包だけでなく、ピッキングや検品なども兼務する場合があるのです。
働く際には、梱包だけを行うのか、ピッキングや検品なども兼務するのかを確認しておくとよいでしょう。
事前に確認しておくことで、より安心して働くことができます。

【ジョブティで梱包のお仕事を探す!】

■梱包の魅力ややりがいとは?

梱包は、「製品を安全に配送できる状態にすること」と解説しました。
では、どのような魅力、やりがいがあるのでしょうか?

● 未経験者でも働きやすい

● 特別な資格やスキルがいらない

● 仕事を覚えるまでの期間が短くて済む

● 自分のライフスタイルに合わせて働ける

● 一人で作業を進めることが多い

● 倉庫や物流会社などでの求人が多い

● 成果を確認しやすい

魅力は、未経験者でも働きやすく、特別な資格やスキルがいらないことです。
それから、梱包は工場や物流会社によって、ルールが決められており、基本的には単純作業の繰り返しとなります。
ですから、仕事を覚えるまでの期間が短くて済むのも、大きな魅力と言えるでしょう。

働く際に、気になるのが職場での人間関係です。
他の人とコミュニケーションを取るのが、得意ではないという人も多いと思います。
梱包は、一人で作業を進めることがほとんどです。
そのため、コミュニケーションが苦手な人でも、働きやすい環境と言えます。

それから、自分のライフスタイルに合った働き方ができるのも大きな魅力です。
雇用形態・雇用期間・就業時間など、融通が利きやすくなっています。
正社員だけでなく、派遣やパート、アルバイトなどで働くことが可能です。
雇用期間も短期や長期など、好きな期間を選べます。
工場や物流会社によっても異なりますが、2交代あるいは3交代制となっている場合が多く、日中や夜間なども働くことが可能です。
時間帯だけでなく、平日だけ働きたい、土日祝日だけ働きたいなどの希望も通りやすいと言えます。
学生さんやダブルワークの方、子育て中の方にもメリットがあるでしょう。

最近では、インターネットショッピングの利用者が増え、倉庫や物流会社の需要が高まっており、求人が増えています。
住んでいる地域でも、探しやすいというのも魅力と言えるでしょう。

梱包は、成果や自分の成長を確認しやすく、大きなやりがいを感じることができます。
例えば、仕事を始めたばかりの頃は1日に10個しか梱包できなかったものが、習熟により1日に50個梱包できるようになった時、成果が可視化される為、自分の成長を感じることができます。

決められた時間の中で、以前よりも多くの梱包ができると、大きな達成感や充実感、やりがいを感じることができるでしょう。

■梱包の特徴や身につくスキルについて

梱包の仕事の特徴として、同じ作業を繰り返す、という点があります。
その中で、集中力を維持して正確に作業を行う必要があり、決められたルールで、製品ごとに適切な梱包を行うことが求められます。

身につくスキルは、次のようなスキルです。

● 集中力

● 正確性

● 忍耐力

最も身につくスキルは、集中力と言えるでしょう。
同じ作業となり、短調になりやすいため、高い集中力が求められます。
また、製品ごとに適切な梱包を行わなければ、破損や汚損などにつながり、信頼を失うことにもなりかねません。
そのため、作業を正確に行うことが求められ、正確性が身につきます。
さらに、忍耐力も身につくでしょう。

■ 梱包はどのような人におすすめ?

梱包は、次のような人に向いている仕事です。

● 丁寧に作業を行える人

● 正確に作業を行える人

● 同じ作業を長時間続けられる人

● 単純作業が苦にならない人

● 体を動かすのが好きな人

梱包が雑だったり、誤った梱包をしてしまうと、顧客からのクレームにつながります。
そのため、丁寧に作業を行える人や正確に作業を行える人に、向いている仕事です。
それから、大切なポイントとなるのが、同じ作業・単純作業が続くため、そのような状況が苦にならないということ。
飽きやすい人には、向いていない仕事と言えます。

また、梱包する製品を運んでくる、梱包した荷物を運ぶなどの作業もあるため、体を動かすのが好きな人に向いている仕事です。
体力に自信がある人や、器用な人にも向いている仕事と言えるでしょう。

まとめ

梱包は、安全に配送できる状態にすることです。
ただ製品を梱包材に入れればよいというものではなく、緩衝材を使用しながら、安全に配送できるようにすることが必要です。
場合によっては、ピッキングや検品などと兼務する場合もあります。
正確性が求められる為、丁寧に作業を行える人や、同じ作業の繰り返しでも苦にならない人に、向いている仕事と言えます。
成果を確認しやすいので、自分の成長を感じやすく、大きなやりがいも感じることができるでしょう。

【ジョブティで梱包のお仕事を探す!】