海外との貿易を行う企業で働く事務職・ポジションを貿易事務と呼びます。一般事務職と比べ、専門の知識や語学力が必要となる仕事です。
主に数多くの書類作成、申請・手続きを正確な手順で行います。できる限りのリスクを回避し、スムーズに貿易業務を実現するためです。
貿易業務は国内で行う取引業務と違い、高いリスクがあります。国が違えば文化や商習慣も変わります。商品の納入、代金の支払い方、長距離輸送となるため、輸送中に事故が発生することも考えられます。
注文を受けた際には品物の量や納期を細かく記録し、在庫管理もします。また、品物がお客様へ正確に届くよう、物流の状況を把握し管理するのも大切な仕事です。
天候や災害の影響で輸送が遅れる際、スケジュール調整や代替案の提案を行う場合もあります。
海外の会社と取引をするため、英語を使った仕事がたくさんあります。取引先とのコミュニケーションは一般的に英語が主流です。語学力を活かし、知識と見識を広げるには貿易事務は最適な仕事です。