高齢者や障害者を対象に、障害者支援施設や地域活動支援センター、福祉ホームなどの施設等で日常生活上の支援や身体機能・生活能力の向上に向けた支援活動をサポートする仕事です。
生活支援員に必要な資格は特に定められていません。無資格でも生活支援員になることが可能です。しかし、直接支援活動をすることが多いため、障害への知識や理解が問われる仕事です。
本人や家族、介護職員などから必要な情報を収集、個別に課題やニーズを分析・整理してサービスを提供はもちろん、入・退所や実習生の受け入れ、ボランティアに関連した機関との連絡・調整も行います。
厚生労働省の社会福祉施設等調査によると生活支援員の従事者数は毎年増加している傾向です。一定の経験や技能などが必要なため、社会福祉士の資格が問われるようになりつつあります。そのため、社会福祉士、精神保健福祉士は、4年制大学で福祉分野制定科目を修了していることなど、受験資格がありますが、生活支援員の実務経験をすることで、必須の演習が免除されることがあります。