サービス提供責任者は、訪問介護事業所に常勤勤務し、ケアマネジャーが作成するケアプランをもとに、利用者一人ひとりの日常生活の状況や希望をふまえた訪問介護計画書の作成やヘルパーの指示・指導・同行・代行、全体の勤務調整、スケジュール管理、事務作業などを行う職種です。
指定訪問介護事業所では「利用者数が40人に対し、常勤のサービス提供責任者が1人以上」の配置義務もあり、欠かすことができない重要な存在です。
基本的には平日のみの勤務ですが、土日のヘルパーが急遽休む場合、代行として働くこともあります。
また、月末は国民健康保険連合会に実績を提出するため、その間は事務作業が増え、さらに忙しくなります。介護には様々な職種ありますが、この職種は特に忙しいといえます。
サービス提供責任者は「役割・職種名」であり、資格があるわけではありません。ですが、なるためには「介護福祉士(旧課程)・保健師・看護師・准看護師いずれかの資格の取得」「ホームヘルパー1級課程修了者」「介護職員基礎研修修了者」「実務者研修修了者」の内いずれかの条件を満たしていることが求められています。