正式名称は『介護支援専門員』ですが、一般的には『ケアマネージャー、もしくはケアマネ』などと呼ばれます。介護保険サービスが受けられるように、介護を必要とする方へ介護プランの作成・提案、介護サービスを事業者と実施できるよう調整を行う、介護保険に関するスペシャリストです。
保健・医療・福祉・リハビリ系の国家資格を持つ人、あるいは各分野で5年以上業務に従事した人。もしくは、老人福祉法・身体障害者福祉法・生活保護法で定められた施設を10年以上勤続した人が、介護支援専門員実務研修の試験と研修に合格するとケアマネージャーになれます。
ケアマネには「居宅ケアマネ」と「施設ケアマネ」の2種類あります。
居宅ケアマネは、介護サービスを受ける利用者の自宅に直接訪問し、利用者の生活状況から常に利用者に合ったケアプランの策定と介護サービスを行います。多くて38件程度を担当。勤務先は居宅介護支援事業所です。
施設ケアマネは、施設の入居者がケアプランの対象者です。担当件数は100件(介護保険施設100人の利用者に対し最低1人の配置義務付け)なので、倍以上です。勤務先は介護老人保健施設などの公的施設です。