ライン作業/製造

正式名称は「ライン生産方式」と言い、1つの製品を大量に製造する『ライン作業』は、複数人がベルトコンベア上を流れてくる製品を、工程ごとに加工・梱包します。実際に行う作業は、部品取付けや、傷などの目視確認など、比較的容易で、未経験の人でもすぐにできるのが特徴的で、初めて仕事をする方にもお勧めです。

ライン作業ってどんな仕事?

ベルトコンベアの回りなど、所定の場所に作業員が並び、決められた加工作業を繰り返し行い、製品の部品が徐々に加工していき完成します。 工程の数や作業方法は、製造内容や分野により大きく異なります。

食品工場の『ライン作業』では「製品の容器詰め」、「外装箱の梱包」などの作業がメインです。今では機械化も進みロボットなどで対応できない工程を作業員が行ないます。 自動車工場の『ライン作業』は「車体自体を組み立てる工場」、「エンジンなどの内部部品を製造する工場」、「系列メーカー」の3つに分かれます。 さらに、各機械の加工、部品の組み立て、検品など『製造・ライン作業』に細かく分業されます。金属の溶接やプレス工程など、専門の技術や資格が必要な場合もあります。 食品工場に比べると工程の数は違いがありますが、作業工程は細分化され、どちらも単調な仕事になりやすい傾向があります。

自動車・食品・化粧品などの『ライン作業』を長く経験すると、扱う製品に詳しい知識を得られます。もともと好きな車や製品の仕事を担当すれば、より愛着も深まります。 作業に慣れ、効率よく仕事ができると、ステップアップして不良品や品質の管理を任されることもあります。扱う分野の専門知識はさらに広がります。 製造工場によって体力勝負の仕事もあります。扱う製品によって風邪をひくと中に入れず仕事ができなくなることもあります。くれぐれも体調管理には気をつけましょう。

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