物流倉庫や港湾業務などで使用するフォークリフトの運転には資格が必要になる場合があります。積載荷重が1トン未満の場合、事業者が行う「フォークリフトの運転の業務に係る特別教育」の受講のみで運転が可能になりますが、1トン以上の場合は「フォークリフト運転技能講習」の受講後、試験を受け「フォークリフト運転技能講習修了証」を取得する必要があります。
フォークリフトは自走ができる車体の前方の爪を、荷物の下部やパレットに差し込み、持ち上げることで荷物を運搬するための、油圧を利用した昇降および傾斜ができる荷役自動車です。
短距離の荷役運搬が主なので最高速度は低いです。
人が一度に運べない荷を軽々と移動させることができるので、倉庫内での作業には欠かせません。そのため、同じ物流仕事であるピッキング作業でもフォークリフトの運転ができると特別手当が付くことが多く、専門職扱いで働けるので給与も高くなります。
フォークリフトでの主な業務は大きく分けて3つです。「荷物の移動」「荷物の積み下ろし」「仕分け」です。慣れるまでは上手く操作できず時間だけが過ぎていくこともあるかもしれませんが、スムーズに操作できるようになれば、短時間で効率的に仕事ができるようになります。