旋盤/製造

旋盤工の仕事は、製造工場でモノづくりを行う際に「旋盤」と呼ばれる機械を使用し、金属材料に穴を開けたり、ねじ切りをしたりと、金属材料の切削加工です。

旋盤工ってどんな仕事?

旋盤工が行う加工方法には、旋盤の制御方式と加工方式によって大きく2種類に分けられます。
1つは、心押し台のハンドル、刃物台のハンドル、横送り台のハンドル、縦送りハンドルの4つのハンドルを手動で回して、汎用フライス旋盤・汎用旋盤を操作し加工を行う汎用方式です。
もう1つは、現在の工場で主流となっている加工プログラミングを作成しオペレーティングすることで、NCフライス盤・NC旋盤を制御し加工を行うNC方式です。

設計図に添って正確にモノをつくりあげるのが重要な仕事なので、モノづくりの工程作業が好きな人や作業に没頭できる集中力がある人は旋盤工に向いています。
また、旋盤工が手掛けた製品は、日本の伝統的で高品質なモノづくりの基盤となっているため、現時点では需要がなくなる心配がありません。技術を身につければキャリアアップが期待でき、独立も夢ではない将来性がある仕事です。

旋盤工になるためにとくに必要となる資格はなく、未経験や初心者でも実際の現場で技術を身につけることで旋盤工として働くことが可能です。ただし、自身の成長や早期での昇給も望む場合、旋盤の取り扱いは特殊な業務のため、職業訓練校や工業系の学校で学ぶ知識はある程度身に付けておくのがおすすめです。

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